FILM現像

生まれてはじめてフィルムの現像をしたのが小5の時だった。 お小遣いをためて、ベルト式のタンクを買った時のことをいまでも覚えている。 お酒の茶色い瓶に現像液と、定着液を貯蔵して使っていた。 暗室は階段下の物置き場だった。昼間は隙間から光線がもれるので いつも金曜日の夜に現像をして、みんながお風呂に入ったあとにそこに吊るして乾かしていた。 当時使っていたカメラは、祖父のコダックのシグネットと父のマミヤ6の2台だった。 その2台のカメラは、いまも僕の手元にあって時々お散歩カメラとして使っている。 FILM現像はベルトにフィルムがくっついていたりして、最初のころはよく失敗していた。 中学になってからリール式の現像タンクを買って、それからほぼ失敗がなくなった。 ネガの現像が終わってから、ライトボックスで確認するときが一番ドキドキした。 撮った時の時間がフィルムから伝わってくる。 その時の天気やら、鳥の鳴き声や、花の香りなどが脳裏によみがえってくる。 写真を撮る時のよろこび、フィルム現像を終えてルーペーでネガをみるよろこび、そして暗室でプリントするよろこび。 この3つのよろこびに、この年になってもまだ少年のように感動する。 やっぱりフィルムは素晴らしいよ。
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